ベジ工房

22_key

“こんなもの”と言われる食材を活かし、その良さを伝えたい。

22_img01

三沢漁港近くの畑が広がるのどかな風景の中、農業を営む佐々木和枝さんが「地元の農産物を使った健康的でおいしいものをたくさんの人に食べてもらいたい」と、ベジ工房が営む惣菜店(ベジキッチンまいまい)があります。

大きな窓から光が差し込む明るい店内には、朝採れ野菜やお米、日替り弁当、総菜がずらり。イートインスペースもあり、談笑しながら味わうことができます。
食材は自家製のものを中心に、足りないものは知り合いの農家さんや直売所から仕入れるなどして、地域の生産者とも共生できる仕組みにしています。

「昔から土地にあふれている“こんなもの”と言われるような食材。その食材には優れた効能があるのに、意外にも知られていないのではないか。そんな埋もれている食材を使って、身体にいいものを作り、PRしたい」と、佐々木さんは、規格外の野菜や珍しい作物を使った加工品作りに力を注いでいます。

おいしいの笑顔を広めるために、膨らみ続けるアイディアと目標。

22_img03

5人姉妹の長女として生まれた佐々木さんは、農業で忙しい両親に代わって、幼少の頃から家事の一切を任されていました。「手料理を最初に“おいしい”と食べてくれたのは家族。その笑顔の輪を地域にも広げていきたい。」と佐々木さんは、家族を助けるために農業大学校を卒業、就農しました。

その後は、お米作りと並行して、直売所組織にも加わり農産物を精力的に出荷。「新しいことや、他の人がやっていないことに挑戦することにやりがいを感じる。」と、加工品作りにも着手しました。

彼岸団子に始まり、低アミロース米や黒にんにく、トマトジャムなど、商品も続々誕生し、その中でも「最高の出来」と話し、佐々木さんが最も力を入れているのが、縄文食でもあったマコモタケを煎じて飲む「真菰茶(マコモ茶)」です。

太古から生き続けるイネ科の「マコモ」は、栄養価の高い優れもの野菜。

22_img05

希少な野鳥のオオセッカが住む「仏沼」。マコモタケは、その周辺の湧水地帯で栽培しています。
竹の子のようなシャキシャキ感、キノコのようなシコシコ感、はたまたお芋のようなホクホク感もある不思議な食感で、噛めば噛むほど甘みが感じられます。煮てよし、蒸してよし、焼いてよし。さらには、食物繊維が豊富で、ビタミンやカルシウム、鉄分などのミネラルを含み、現代人の健康の悩みに役立つ栄養を備えた優れもの野菜です。

マコモタケの効能や加工方法を自ら調べ、「乾燥させてお茶にすれば、その成分を余すことなく、手軽に摂取してもらえるのではないか」と、完全無農薬で生産。手作業で乾燥、加工し、販売を始めました。
今では、佐々木さんが作る加工品の中でも一番人気の商品です。

苦労すればするほど、売れた時の喜びはひとしお。だからやりがいもある。

22_img08

しかし、真菰茶の製造は決して平たんなものではありませんでした。
完全無農薬での栽培のため、毎日生育を見守り、年中草取り。収穫まで手作業のため、量産することができません。前例もなければ情報もない。そんな中で、開発には時間がかかり、品種選びや加工方法は試行錯誤の連続でした。手づくりのため、加工費やパッケージ代などにもコストがかかり、消費期限や採算量には個人経営としての限界が。
かといって高ければなかなか継続して買ってもらえない。
だからこそ、苦労した分、売れた時の喜びは大きいと言います。「最初に作った彼岸団子が売れた時から今でも、その思いは変わらない。」と、持ち前の努力と周りの手助けも相まって、やわらかな甘みと爽やかな風味を楽しむことができる真菰茶が出来上がりました。

食べたらきっと笑顔になる。どこか懐かしく、大家族の味を未来へ。

22_img07

佐々木さんは自分がつくった農作物をはじめ、野菜を使った加工品に「ベジグランマ」というブランド名を付けました。
大切な方への贈り物としても届けてもらいたいと、パッケージにも力を入れ農業の可能性を広げています。

「野菜を主体にした加工品をこれからもつくり続け、さらに多くの人たちに広めていきたい。」

それは、食卓を家族そろって囲み、おいしいの笑顔があふれるように。その一心で、佐々木さんは一つ一つ大切にベジグランマ商品を手作りしています。
「子どもたちが大きくなったとき、地元三沢市のおいしいがふるさとの一つになってほしい」。
佐々木さんがつくるおいしいは、これからも未来へと受け継がれていきます。

生産者情報

販売者
ベジ工房

所在地
青森県三沢市大字三沢字鹿中2-58-253
(販売店:ベジキッチンまいまい)

TEL
0176-58-6171

代表者
佐々木和枝

店舗の有無

ウェブサイト
http://www.misawa-noukameshi.com

生産者をもっと見る

空飛ぶごぼうPROJECT

産地を飛び出せ!空飛ぶごぼうPROJECTの挑戦。

空飛ぶごぼうPROJECT

寿司割烹海幸

1~5月に地元の太平洋海域で捕獲した天然本ますに、岩塩とグラ…

寿司割烹海幸

一般社団法人 東通村産業振興公社

東通村で生まれ、東通村で育つ。大地の恵みに、手間を惜しまず、…

一般社団法人 東通村産業振興公社

和・洋菓子の店むらなか

野辺地町から“笑顔・感謝・楽しんで”を商品にのせてお届け。

和・洋菓子の店むらなか

合同会社 巧房(街の社員食堂)

「また食べたい、もっと食べたい!」地元三沢の味を追求していま…

合同会社 巧房(街の社員食堂)

有限会社 マルナカ漁業

生産から加工まで、じっくり愛と手間をかけてできた貝柱。

有限会社 マルナカ漁業

材 株式会社

地元農家が愛す地元食材を、地域ブランドとして県外へ発信。

材 株式会社

彩喰楽酒 だい天

地元の特選食材をふんだんに使った商品開発の裏にある、三沢を愛…

彩喰楽酒 だい天

有限会社 三咲羽や

地元、三沢市のほっき貝など県産食材と情熱のつまった商品開発へ…

有限会社 三咲羽や

澤谷養蜂園

自然の恵への感謝とミツバチへの愛情が育む 日本一の「菜の花生…

澤谷養蜂園

(株)和がや みさ和活魚センター

自分たちのつくる味こそが、三沢の味になる。 おいしさとともに…

(株)和がや みさ和活魚センター

株式会社 東北すっぽんファーム

温泉を活かしてすっぽん養殖!? 新名物で地元・東北町を盛り上…

株式会社 東北すっぽんファーム

ベジ工房

昔からある食材でおいしく身体に良いものを。それは家族に料理を…

ベジ工房

小川原湖漁業協同組合

小川原湖の自然と美味しさを ずっと守っていきたいから

小川原湖漁業協同組合

みっちゃん工房

人と人とのつながり いつもそこから何かが生まれる

みっちゃん工房

市川養蜂場

丹精込めた蜂蜜と青森の自然の恵みを閉じ込めて

市川養蜂場

農事組合法人 岡山牧場

手をかけ愛情注いで育て上げた自慢の牛です

農事組合法人 岡山牧場

特定非営利活動法人 菜の花トラスト

太陽をたっぷり浴びた小さな菜の花を大きな可能性に変えました。…

特定非営利活動法人 菜の花トラスト

横浜町漁協女性部 ブルーマリン

横浜町漁協のかっちゃは今日も元気いっぱい

横浜町漁協女性部 ブルーマリン

有限会社すぎやま

地域が活きる味をそのままに。前進し続ける商品展開。

有限会社すぎやま

NPO法人 マンパワー

地元食材を使って、地域への想いを黒にんにくの旨みに詰め込みま…

NPO法人 マンパワー

有限会社マルヨシ

越冬にんじんで、地域の“冬”の時代を乗り切る

有限会社マルヨシ

株式会社Growth

ごぼうを地域から世界へ成長しつづける会社

株式会社Growth

スギヤマ商店

青森の隠れた逸品を“こだわり”の乾物に

スギヤマ商店

ろっかしょ村おこし 和の工房

地元食材を生かした商品開発で、村民の健康と自立した収入を目指…

ろっかしょ村おこし 和の工房

遠田秋月堂

栽培面積全国第5位のブルーベリーを活用したユニークな商品づく…

遠田秋月堂

松緑福祉会かけはし寮 工房プエンテ

まるで果実そのまま。自家栽培、無添加・手づくり、こだわりの味…

松緑福祉会かけはし寮 工房プエンテ

一般財団法人 野辺地町観光協会

季節や世代を問わずに親しまれるカワラケツメイ商品づくり

一般財団法人 野辺地町観光協会

居酒屋れすとらん えび蔵

旬のおいしさをそのまま食卓へ。品質に対するたゆまぬ挑戦

居酒屋れすとらん えび蔵

エム・エフ株式会社

無農薬、有機栽培のヤーコンをおいしくたっぷりと

エム・エフ株式会社

パン工房ビリオン

地元名産のカワラケツメイを活かして

パン工房ビリオン