商品の生産者
寿し店で培ったノウハウで、青森の旬の素材たちを活かす
青森県三沢市に本社のある「三咲羽や(みさわや)」は、元々「小僧寿し」のチェーン店として昭和54年に創業しました。
お弁当、仕出し、オードブルの製造・販売、回転寿しで三沢エリアを中心に4店舗を展開しています。
水揚げされたばかりの鮮魚をまるごと仕入れ、自社の加工場でその日のうちに調理し、ただちに店舗で提供できる体制をとっています。
何よりも「安心・安全」、「手作り・作りたて・受注製造」への徹底したこだわりがお客様の信頼にも繋がっていると思います。
そして、寿し店で培ったノウハウを活かしながら
『食材の宝庫である青森県。その食材をどんどん使って、美味しいお寿しやお弁当を提供したい。』
という社長の考えのもと、海産物や畜産物を中心とした青森県産食材を活用し、オリジナル商品の開発に力をいれて取り組んでいます。
旨みをたっぷり含んだジューシーな味わい。三沢市の冬の味覚、ほっき貝
三沢市の代表的な冬の味覚に、ほっき貝があります。
正式名称は「ウバガイ(姥貝)」と言い、主に北の海で多く採れることから「北寄貝」と呼ばれています。
砂がきれいな北浜海域で獲れるため、通常黒みがかっている貝表面の色が三沢産のほっき貝は茶色いのが特徴です。
貝の寿命は30年以上と長く、身を茹でると鮮やかなピンク色になることから「縁起のいい貝」と言われています。
また,資源保護のため漁の期間が限定されており、さらに8センチ以下のものは海に戻すことになっているため、
漁獲された貝の身はどれも大きくて厚みがあり、その品質は首都圏の市場で高い評価を受けています。
三沢産のほっき貝は甘みがあり、旨みをたっぷり含んだジューシーな味わいが魅力です。
ほっきみそ、ほっきのソテー、ほっきのフライ、ほっきの出汁で炊いた炊き込みご飯など、
どんな調理法でも適度なシコシコとした食感が残るので食べ応えがあります。
市をあげてほっき貝のPR。三咲羽やオリジナル商品の開発にかける想い
三沢市では2008年より三沢産ほっき貝の消費拡大・地元飲食業店活性化、冬期期間の観光客誘致を図るためご当地グルメとして「三沢ほっき丼」を旗揚げしました。
ほっき丼は三咲羽やを始め、年々参加飲食店も増え独自の調理法でバリエーションも豊富になり、三沢市の冬の名物料理として全国に知られるようになりました。
しかし、生のほっきやほっき丼は12月~3月までの漁が出来る4ヶ月間しか流通しません。
三咲羽やではほっき丼以外にも、もっともっと三沢産のほっき貝を通年で全国に届けたい、
食卓でも手軽にほっき貝のおいしさを味わえる商品を作りたいという熱い想いがありました。
そこから何度も試行錯誤を重ね、ほっき貝は火を通し過ぎると身が硬くなるという特徴があるので絶妙な加減を探り、素材の旨みを引き出しながら、ほっきの美味しさを実感できるような贅沢な商品の開発に取り組みました。
凝縮した手間とこだわり、想いを込め、青森の「美味しい」を皆様に
青森県は米・野菜・果実・魚介類と多彩でバランスが良い生産物がとれる日本有数の食料供給県です。
その理由として、夏季冷涼な気象・豊かな水資源・広大で生産力の高い農地・北国の風土に育まれた緑豊かな森林・三方を海に恵まれた豊かな漁場などが挙げられます。
そんな食の宝庫で『青森の食材をどんどん使っていくべきだ』という社長方針のもとにプラスして「私たちらしいもの(手間・こだわり・想い)」を商品に込めて、
オリジナリティを追求した商品ラインナップをつくりました。
そして高価格でも、しっかり満足感を感じていただきお客様の喜びに貢献できる商品を届けたい。
「地元の貴重なおいしさを全国へ」という三咲羽やの熱い想いで、青森県ならではの県産食材を最大限に活用した商品開発へのあくなき挑戦は続きます。