ヤーコンとは?
奇跡の健康野菜、ヤーコンとは?
ヤーコンは、南アンデス高原産のキク科の根菜で、サツマイモのような見た目とナシのようなシャキシャキとした食感と甘さが特徴です。多年生植物なので、収穫時に獲れる種芋を利用して翌年にもう一度栽培することが出来ます。冷涼な気候を好み、気温が高いと育成が遅れます。種芋は4月下旬に植えつけをして、10月下旬~11月上旬に収穫します。栽培期間は約6ヶ月。やませの吹く寒暖差の激しい冷涼な気候だからこそ身が締まった美味しいヤーコンが育ちます。
特徴的な成分と効能。
ヤーコンにはフラクトオリゴ糖と食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果や血糖抑制作用が期待できると言われています。フラクトオリゴ糖は収穫後からショ糖や果糖、ブドウ糖に分解されて減少していくので、ラクトオリゴ糖の効果効能を期待するのであればなるべく新鮮なうちに食べることをお勧めします。味の面では、ヤーコンは貯蔵することでショ糖や果糖が増えるので甘みが増し、食べやすくなります。その他の効能としては、糖尿病・脳卒中・心臓病・高血圧症の予防に効果的と言われているので、生活習慣病に気をつけている方は、旬の時期にはぜひ食べたい野菜です。形はさつまいものようですが、デンプンを含んでいないので低カロリーなところも嬉しい。
保存法と選び方。
さつまいもなどと同じような保存方法が良いでしょう。新聞紙にくるんで冷暗所保存が適しています。大量に保存する場合は、土に穴を掘って埋めて保存する方法もあります。土の中は温度が低く湿度もあるので、ある程度保存が効きます。切ったものはラップをして冷蔵庫で保存します。美味しい新鮮なヤーコンを選ぶには、太過ぎず、表面が硬くしっかりと重みを感じるものを選びましょう。柔らかく弾力を感じるようなものは鮮度が落ちています。水分量が多く傷みやすいので張りのあるずっしりと重みを感じたものはサラダで食べるとシャキシャキとして食感も良いです。
貴重な食材を楽しむ。
ヤーコンは水分量が多いため、傷みやすく腐りやすい野菜です。前記で保存方法を紹介しましたが、それでも長期保存は難しい食材です。旬の時期に食べるのが一番美味しく、生でサラダとして食べるのはもちろん、炒め物や揚げ物にしても美味しくいただけます。
調理の際には皮をむいて使います。生のヤーコンは手軽に調理でき、みずみずしくシャキシャキとした食感とほんのり感じる甘みがたまらなく、一度食べたらやみつきになります。六景楽市に商品認定されている「エム・エフ株式会社」では栽培方法にこだわり「青森県特別栽培農産物」認証を受けています。こちらで生産しているヤーコンを使用して作られている「ヤーコン焼酎」や「ヤーコン干し芋」、「ヤーコン冷麺」も是非一度ご賞味ください。