商品の生産者
こだわるのは、“東通村産”ということ
取り扱うものは、すべて、”東通村産”。
東通村の風土や歴史に裏付けられた珠玉の逸品。
それが東通村産業振興公社のこだわりです。
では、“東通村産”とはなにか。
「生まれも育ちも東通村。育ったものも東通村産。
村内一貫経営の、まさに東通の牛。」東通村産業振興公社が育てる“東通牛”は、
村内の畜産農家が手塩にかけた仔牛を市場で買い付け、自社が管理する大自然に囲まれた施設で肥育した牛たち。
東通村産の粗飼料を美味しそうに食み、大地の恵みを体いっぱいに集めています。
「安全なのは当たりまえ。美味しいのも当たりまえ。だから安心して食べられる。そこに信用が生まれる。」
“東通牛”が黒毛和種にたどり着くまでには、長い試行錯誤の道のりがありました。
風土に根付いた畜産技術と絶え間ない品質への取り組み。
あらゆる場面で生産者の顔が思い浮かびます。
海を見下ろす下北丘陵の上、太陽が降り注ぎ、海風が吹き抜ける牧場で、牛たちは今日も育っています。
「美味しい。」そのために
「美味しくないものは、作るわけにはいかない」
それは、自分たちが育てたもの対して、“東通村産”に対して愛着と誇りがあるから。
そして、消費者に対しての礼儀と意地があるから。
加工業者として、そのために惜しまない手間があります。
ひとつは味の追求。機械生産だけに頼らない、“手づくり”というスパイスがはいった味。
そのひと手間が、上質な素材を活かし、美味しさの奥にある、ほっとする味わいを生みだしています。
もうひとつは、安心・安全への取り組み。食品の安全性確保の国際標準であるHACCP(危害分析重要管理点方式)に基づき、
自社加工施設では自主衛生管理を進めています。
その努力が認められ、青森県が進める「青森県食品衛生自主衛生管理認証制度」(あおもりHACCP:A-HACCP)に
認証されることができました。
東通村にある“おもてなし”の心。お客様には美味しいものを心ゆくまで楽しんでほしい。
“おもてなし”の心を形にするため、日々の手間を惜しみません。
地域のため、生産者のために
東通村には、“東通牛”のほかにも、風土と歴史が育てた“東通村産”があります。
「農家が手塩にかけた物を無駄にしたくない」「農家の価値がもっと高くなるように」その想いを形にした加工品も作っています。
夏には太平洋からの「やませ」が吹く東通村。
元来、果樹栽培や稲作・畑作には不向きとされてきました。
しかし、それゆえに生まれた食文化や作物もあります。それが“東通そば”と“ブルーベリー”。
“東通そば”は、石臼でじっくり挽いた“東通村産”のそば粉だけを使い、つなぎを使わずに打ち、各集落独自の出汁でいただく郷土料理。
キタワセ品種が活きた香り豊かなそばが特徴です。
そして、ブルーベリー。酸性の土壌や夏の冷涼な気候を逆手に取り、昭和50年代には作付けが始まりました。
当初の苗木はだいぶ大きくなり、大粒の甘い実を実らせるまでになりました。
東通村産業振興公社では、そういった地域に根付いた地場産品も活用・加工・販売し、地域振興への取り組みを続けています。