カワラケツメイコーヒーギフトセットとは?
北前船で野辺地に伝わった薬草「カワラケツメイ」
古くから港町として栄えてきた野辺地町。江戸時代には北前船の寄港地として上方からカワラケツメイが伝わり、栽培されるようになりました。カワラケツメイは中国では漢方薬として重宝されており、腎機能の低下を抑制する効能があります。利尿作用もあり、便通もよくなる、健康志向のお茶として親しまれてきました。カワラケツメイコーヒーはビワノコーヒー自慢の美味しいコーヒーと、カワラケツメイ茶の美味しさが同時に味わえるコーヒーです。
地元の文化を守るために立ち上がったコーヒー屋さん
カワラケツメイは地元野辺地の人たちにとって文化として根付いており、それぞれのご家庭で茶粥を食べることが当たり前でした。しかし、現在は生産量が激減しており、栽培しているのは2件の農家と観光協会のみとなりました。このままではカワラケツメイの文化が途絶えてしまう。そこで立ち上がったのが㈱ビワノコーヒーの代表、松山浩人さんでした。
松山さんは野辺地のカワラケツメイの文化を引き継いでくれないかと相談を受け、栽培に取り組むことにしました。カワラケツメイを栽培から、製品の製造、販売まで手がけています。手間のかかる大変な作業ですが、地域の文化を守り、そして繋いでいくために松山さんは取り組んでいます。
コーヒー文化を広めたい
コーヒーの魅力をみんなに知ってもらいたい
松山さんはもともと会社員でしたが、コーヒーの魅力を広めたいという思いからBIWANO52 Coffee Factoryを開店しました。松山さんが淹れるコーヒーには一切の妥協はありません。例えば豆を焙煎する作業は日々のデータを記録し、その日の気温や湿度によって膨大なデータ、経験、知識から最適なタイミングを導きだして行われます。そしてハンドピックと呼ばれる欠点豆を取り除く作業も目視で3回繰り返すほど徹底しています。こうして松山さんは細部にまでこだわって一杯のコーヒーを淹れるのです。カワラケツメイコーヒーに使用されるコーヒーも焙煎の技術でクリアな味わいに仕上げた、そのまま飲んでも美味しいコーヒーです。
コーヒーとカワラケツメイ茶が調和する不思議な美味しさ
カワラケツメイコーヒーは口に含むと、まずコーヒーの味や香りを感じ、一息つくころにカワラケツメイ茶の風味がふわっと広がります。その味わいはどちらか片方が主張すぎることはなく、どちらの美味しさも感じられる不思議な美味しさです。松山さんはカワラケツメイ茶の葉と茎の割合を最も美味しく抽出できるように調整しました。合わせるコーヒー豆もどの産地の豆がカワラケツメイ茶に合うのか全てチェック。そこで行きついたブラジル産の豆を使用して、コーヒーとカワラケツメイ茶の魅力が一番生きるように配合しました。コーヒーといえば洋菓子に合うイメージですが、カワラケツメイコーヒーは和菓子にぴったりです。和菓子を用意して一緒にお召し上がりください。