小川原湖のシラウオを活魚で提供したい

不可能を可能に。蛯名さんの挑戦が始まります

25年の研究が生んだシラウオの技術

こうして試行錯誤を何度も繰り返し、研究を始めてから約25年― 諦めることなく研究し続けた蛯名さんの努力が実り、ついにシラウオを生かす技術を確立させました。
蛯名さんが営む「居酒屋れすとらんえび蔵」は、「シラウオの踊り食い」を味わうことができる、全国で唯一のお店。 踊り食いならではの新鮮なコリコリとした食感、わずかな甘味につるっとしたのど越し。 今では、この踊り食いを目当てに、わざわざ遠方からやってくるお客様もいらっしゃいます。シラウオを食べたお客様が、貴重な体験ができたと大変喜び感動するのはもちろん、漁師さんですら活シラウオを見て驚くこともあったそうです。
蛯名さん地道な努力があったからこそ味わえる「シラウオの踊り食い」。 ぜひ多くの方に小川原湖のシラウオを味わってほしいと思います。
品質に対するたゆまぬ挑戦

蛯名さんは、シラウオに関するさまざまな活動にも精力的に取り組んでいます。 2012年11月には、昭和20年代に絶滅されたとされる東京・隅田川のシラウオを復活させようという『シラウオ復活プロジェクト』に参加。蛯名さん自ら、活シラウオを運搬して放流し、その様子は地元新聞でも大きく取り上げられました。
「将来は、活シラウオは食用としてだけでなく、他にも水族館への展示や教材など、さまざまな活用をしていきたい」と話す蛯名さん。
シラウオの主産地である東北町から貴重な活シラウオが全国に広がっていき、知れわたるのもそう遠い日ではないのかもしれません。今後の活躍がとても楽しみです。生産者情報
●販売者
居酒屋れすとらん えび蔵
●所在地
青森県上北郡東北町上北南4-32-542
●TEL
0176-56-5098
●代表者
蛯名 正直
●ウェブサイト
http://ebizou-sirauo.com