菜の花とは?
町のシンボルになるまで
横浜町と言えば菜の花!毎年5月には「菜の花フェスティバル」が開催され、平成26年度には作付面積128haで日本一になりました。菜の花フェスティバルが開催される前は「日本一のホタテ狩り」というイベントが行われていましたが、様々な理由により中止に。代わりのイベントを、と考えていたときに町外から嫁いできた女性の「菜の花ってキレイ」という何気ない一言がきっかけで「菜の花フェスティバル」開催に至ったそうです。それまでは当たり前に見えていた菜の花を「観光にする!」と「菜の花の町=横浜町」誕生の瞬間でした。広大な敷地へ作付が始まり、今では横浜町内・外の沢山の人々によって菜の花フェスティバルが支えられています
菜の花の見頃・横浜町の味を堪能
菜の花の開花は地域によって異なりますが、青森県は5月上旬から5月下旬にかけて見頃を迎え、横浜町の「菜の花フェスティバル」は毎年5月中旬に開催されています。フェスティバル会場では辺り一面黄色い菜の花に覆われた美しい景観が楽しめます。見るだけでなく味わえる!横浜町にあるトラベルプラザサンシャインではオリジナル商品「菜の花ソフトクリーム」や「シュークリーム」、物産館菜の花プラザでは「菜の花ドーナツ」や「菜花ソフトクリーム」が食べられます。横浜町の花、菜の花を使った「菜の花ドーナツ」は生地が茎の緑色をしている変わり種で人気商品です!横浜町に立ち寄った際は是非一度食べて頂きたいものです。
菜の花に含まれる栄養・効果
菜の花にはBカロチン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・鉄・亜鉛・カルシウム・カリウム・葉酸・食物繊維等が含まれています。BカロチンやビタミンCは免疫力を高める、がん予防や風邪の予防にも効果が期待できると言われています。また、不溶性食物繊維が多いので水分補給と合わせて摂取することで便秘解消に繋がりやすくなるとも言われています。鉄分や葉酸も含まれているので貧血の方や妊婦の方にもおすすめできる食材です。菜の花の食べ頃は花が咲く前のつぼみの頃。花が咲くとえぐみがでるそうなので、つぼみになり始めたら食べごろです。穂先をちょんと摘んで、つぼみ、茎、葉をいただきます。お浸しや和え物、天ぷら等、春を呼ぶ食材として彩り豊かな料理を手軽に調理できるのも魅力の一つです。
青森県横浜町の菜種
横浜町では、菜の花を通して加工食品や話題性に富む商品づくりに積極的に取り組んでいます。そのひとつに菜種油があります。横浜町では、農家の方が菜の花を作付し管理しています。種まきは秋。毎年8月下旬から9月上旬にかけて行います。秋に芽出しする菜の花は、そのまま枯れることなく雪の下で冬を越し、春に大きく成長して美しい花を咲かせます。やがて種をつけ7月に収穫。菜種油の原料として出荷されます。横浜町の菜の花は「木崎のナタネ」という横浜町の気候に合った品種です。厳しい冬を越え、美しい花を咲かせるだけでなく菜の花を使った商品や横浜町特産の菜種油に使われています。横浜町特産の菜種油は、コクと甘みがあり、日本全国から愛用されています。
黄金色の菜種油
菜種油とは菜の花の種から採取した植物油脂の事を言います。一般的なサラダ油やキャノーラ油は「溶媒抽出法」により作られますが、菜種油は「圧搾法」により抽出する為添加物は一切使用されておりません。酸化や成分の損失を防ぐために高温焙煎を避け、天日干しをするなど手間ひまかけじっくり生産されています。菜の花の旨味を凝縮した菜種油は濃く透明感のある美しい黄金色。油というよりも調味料として使うことができ、そのままを味わうことができます。パンにつける、サラダにかける、また天ぷら油としてもお使いいただけます。菜種油で揚げた天ぷらはカリッと香ばしくほんのり菜の花の風味が楽しめます。天然由来なので沢山食べても胃もたれもせず美味しくいただけます。