ごぼうとは?
三沢のごぼうはここが違う
三沢市はごぼうの生産量日本一を誇る街。やませ”が吹く冷涼な気候が特徴で、この冷たく厳しい環境がごぼうの栽培に適しています。冷涼な気候にも負けず、真っすぐに育ったごぼうは身が締まり、色白で柔らか。獲れたてすぐの新鮮なごぼうを食べると、ほんのり甘みが感じられます。三沢市の土壌は赤土・黒土が混ざっており、保水性・保肥力に優れ、雑草種子の混合が少ない「ローム質火山灰」。石ころの無い層が深さ50㎝~1mにまで達し、根菜の栽培に適しています。三沢地域ではその他に長芋・にんにく・人参などの根菜栽培も盛んです。ごぼうに適した土地でじっくり農家さんの手をかけて育ったごぼうは、香り高く歯ごたえもしっかりとしていて美味しいです。生産量だけでなく味も日本一なのではないでしょうか。
ごぼうの栽培・収穫時期と保存法
ごぼうは5月中旬に植え付けを行い、9月中旬~11月上旬が収穫時期となります。ごぼうも長芋同様収穫時期が2度あり、秋掘りと春掘りが楽しめます。春掘りのごぼうは秋の収穫をせずに越冬させ、春に掘り起こします。秋掘りのごぼうはみずみずしくシャキシャキとしていて柔らかく、春掘りごぼうは雪積もる大地の下でじっと寒さに耐えるので栄養価も高く甘み・旨味がギュッと凝縮されたごぼうになります。旬のごぼうを美味しく保存するには、新聞紙にくるんで冷暗所に保存が良いとされます。土付きの場合は土を落とさずそのまま新聞紙にくるんで冷蔵保存。(冬場は常温保存でも可)長期保存したい場合は土付きを購入するのをお勧めします。美味しいごぼうを選ぶには太さが均等でひげ根は少ない物が良いとされます。大きすぎると中に「す」が入っている可能性があるので細すぎず太過ぎない物を選びましょう。
ごぼうの力は偉大なり
ごぼうには高麗人参にも含まれている「サポニン」という成分が含まれています。このサポニンには抗酸化作用や抗菌作用、血行促進などの効果があると言われており、更には抗炎症作用や抗アレルギー作用までも効果的とされています。水にさらしてしまうとこのサポニンという成分は流れ出てしまうため、あく抜きは避けた方がよさそうです。高値で取引されている高麗人参と同じ成分が手軽に採れるので、これほど嬉しいことはありませんね。その他、ごぼうに含まれる成分により効果的とされている症状はむくみ、冷え性、免疫力アップ、アレルギーの緩和、お通じなど様々な効果が期待できそうです。
まるごとごぼうの恵みを味わう
ごぼうは食物繊維が豊富な野菜です。しかも不溶性と水溶性という両方の食物繊維を含む優れた食材です。水溶性の食物繊維は水に溶けだしやすいので、調理に使う場合はあく抜きをしないのをお勧めします。また、皮ごと調理する場合には土をよく洗い流してから調理しましょう。
六景楽市認定商品の「青森ごぼう茶」はごぼうをまるごと使っているのでごぼうの旨味と栄をまるごといただけます。三沢市のごぼうは旬の時期を意識して秋ごぼうはサラダ、春ごぼうは煮物といろいろな調理方法、食べ方で楽しんでいただきたいです。煮物はもちろん炒め物、炊き込みご飯など香り高いごぼうは色んな料理に大活躍!!生産量日本一の味と香りをお楽しみください。